すすメル : 渡辺ミュージカル芸術学院1期生 第2回試演会 『アンティゴネ』

す~す~が見た作品について記録がてら紹介する「すすメル」記念すべき第1回は、渡辺ミュージカル芸術学院1期生第2回試演会『アンティゴネ』です。

 

お誘いを受けて面白そうだな、と思って観に行くことにしたのですが、なんせタイトルが『アンティゴネ』、ギリシャ悲劇あんまり自信ないなぁと思いつつ中目黒駅から会場へ。

 

何の心配もいりませんでした…!
パンフレットには登場人物の相関図が丁寧に載せられていましたし、劇冒頭には現代人に分かりやすく近代戦争に置き換えたプロローグ(?)があったので、本編にもスッと入っていくことが出来ました。ありがたや。

 

そして本編ですが、非常に分かりやすくて、ストレスフリーな劇でした。
場転の際に太鼓(おそらく)の音を挟んで、場面の切り替りを示していて、かつ、舞台の雰囲気もだしつつ、という上手い方法だなと、感心しました。暗転も必要最小限になりますしね。

 

分かりやすかったという事を繰り返してますが、役者さんの演技によるところも大きかったように思います。
普段小劇場系ばかり観ているので一概には言えませんが、お芝居を観ているとどうしても登場人物の感情に引っ掛かりがあったりします。表情とか。
そうすると、なぜあの人はこういう行動をとったんだろう、みたいな考えに気を取られて劇を楽しめなくなるんですよね。
しかし、『アンティゴネ』を観ていて役者さんの表情に嘘が無いというか、齟齬が無いように感じました。もちろん、お話自体の整合性もあったと思いますが、そこがあったからこそお話に引っ掛かりを持たずに楽しめたのかなと思います。
改めて、お客さんに伝える事の大事さを再認識しました。

 

とにかく役者さんの表情が洗練されているように思えましたし、声を張り上げているでもないのに圧を感じるというような経験をして、本気でお芝居をするってこういうことなのかな、とぼんやり思いました。
いつも観に行っている劇とはまた違った雰囲気のお芝居で、とても面白かったです(浅)。

 

あ、衣装が性癖ガン刺さりでした!やっぱ汚れた衣装とか、オーバーオールとかいいですよね。
それと予見者のおふたりの声が素敵でしたね。
目の前にいた役者さんがいつか大きな舞台で見られる日が来るのかなと思うと、ちょっと楽しみになりますね。

 

 

すすログ、今後もこんな感じで僕が観た、もしくは読んだものについてつらつら書いていこうと思います。
備忘録の側面もありますが、皆さんの参考になればいいなと思っているので、こういう所が気になる等のご意見ありましたら、是非お知らせくださいm(_ _)m